2025/11/18 00:04

こんにちは、こんばんは。ケアンズスタッフのKoaです。
日本はだいぶ冷え込んできていますね。私が日本に行っていた9月からこの2か月ほどで気温が15度近くも下がっているのですね。
こちらケアンズは気温と湿度がぐっと上がり、蒸し暑さを感じる季節になってきました。湿度が高いと息苦しさを感じることもありますが、ここを乗り切れば体もだんだん慣れていきます。
さて、前回のブログでは、ケアンズに来たばかりの頃に主婦手湿疹で悩み、そこから「使うものを見直すようになった」というお話をしました。
では皆さんは、商品を選ぶとき、どんな基準で選んでいますか?
一般的には「好きだから」「お得だから」「有名だから」などが多いのではないでしょうか。
当時の私がまず心掛けたのは、**“成分を見る”**ということでした。
例えば石けんの場合、
石油系の石けんと天然の石けんに大きく分けられます。
石油系石けん
合成界面活性剤で作られた“洗浄剤”。
成分表示には「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」「LAS」などと書かれています。
泡立ちが良く洗浄力も高いのですが、肌に必要な油分まで落としてしまうため、乾燥や刺激を感じやすくなることがあります。
天然石けん
植物油や動物油とアルカリ(苛性ソーダなど)が主成分。
例:オリーブ油、パーム油など。
泡立てに少しコツは必要ですが、肌への負担は比較的やさしいタイプです。水質や使い方によってはつっぱることもあります。
最初はこの「成分」が私の選ぶ基準でしたが、次第に
・製造過程
・使った後の環境への影響
・フェアトレードであるかどうか
といった点にも目を向けるようになりました。

フェアトレードとは、直訳すると「公平・公正な取引」。
特に開発途上国で不利な条件を強いられてきた生産者を守り、適正な価格や環境を保証する仕組みのことです。
予算に余裕がある時は、こういった観点も商品選びのひとつにしています。
そしてオーストラリアの良さは、こうした選択肢が普通のスーパーでも手に入りやすいこと。
また天然系の商品もパッケージがおしゃれなものが増え、若い世代にも手に取りやすくなっていると感じます。
日本ではいかがでしょうか?マーケティングに乗っかって、「かわいい!安い!」で選んでしまっていませんか?
このブログが、読んでくださっている皆さんの
**「肌も、心も、環境も喜ぶ商品選び」**のきっかけになれば嬉しいです。
次回はもっと踏み込んで、 “自然派”“オーガニック風”などのラベルに隠されたトリックを紹介できたらと思います。
それでは、また次回のお話まで。
Words by Koa (Cairns Staff)

